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- オプショナルツアーが売り切れていた時の対処法
- チェックインの時間に遅れそうになった時の対処法&乗り遅れた時の対処法
- クレジットカードが使えなかったときの対処法
- 船内で病気になった時の対処法
- 客室に問題があった時の対処法
- 食事のダイニングテーブル(時間)が気に入らなかった時の対処法
- 荷物が届かなかった時の対処法
- 船外でスーツケースが壊れているのを発見した時の対処法
クルーズの寄港地では、船会社が主催するオプショナルツアーが販売されます。
購入方法は乗船前の事前申し込みと、乗船後の申し込みに分かれますが、人気のあるツアーや募集人数の少ないツアーは事前申し込みすることをおすすめします。船会社にもよりますが、事前申し込みができる場合は、各船会社のホームページから直接、あるいは日本にある船会社の総代理店を通して申し込むことになります。事前申し込みをしなかった場合は、乗船後できるだけ早めに希望するオプショナルツアーの申し込みをすることをおすすめします。
方法は各客室に配布されたオプショナルツアー申込用紙に記入し、ツアーオフィスの営業時間に購入に行くか、ツアーオフィスが設置した申込用紙受付箱に投函します。ツアーは先着順に受付、募集定員に達すると締め切るものもありますので注意が必要です。また、ホームページからの事前申し込みですでに満席状態のツアーもあります。
ツアーオフィスの設置した申込用紙受付箱の近くには通常、完売ツアーや新しく募集するツアーなどの情報が貼ってありますので、投函前に注意してください。翌日のツアーなどを申し込む場合は、受付箱に用紙を投函した上で、ツアーオフィスの営業時間内に予約が取れたかどうかの確認をすることをおすすめします。また、満席とわかった場合は、その場で他のツアーを紹介してもらうことも可能です。
翌日以降のツアーの場合は、ウェイティングリストに名前を載せておくことができる場合があります。空きが出次第連絡をしてくれる場合は良いのですが、空きが出た場合には自動的にチケットが発券され、キャンセルできない場合もありますので注意してください。また発券されたチケットは通常客室係りやベルボーイが、客室に届けてくれますが、行き違いになることもありますのでウェイティングリストに名前を載せた場合は、こまめに状況をツアーオフィスに確認することが大事です。ツアースタッフと顔見知りになれば、色々な場面で融通を利かせてくれることもありますので、面倒でも手を抜かないようにしてください。
それでもどうしても希望するオプショナルツアーのチケットが入手できなかった場合は、以下の通りに。
- 参加したいオプショナルツアーの待ち合わせ時間、待ち合わせ場所を事前に確認して少し早い時間にスタンバイします。ツアースタッフにスタンバイしていることをアピールしておけば、当日の空きが出た場合には参加させてもらえることもあります。
- 下船開始の放送が流れたらできるだけ早く下船し、地元のインフォメーションセンターへ。船が主催するオプショナルツアーは大体の場合ローカルの旅行会社が主催する同様のツアーも存在します。港によっては、インフォメーションセンターまで行かずとも、港の近くに人気のツアーを募集するローカル旅行会社のブースが設置されている場合もあります。それらのツアーの価格は船のオプショナルツアーと比較し安価で半額以下のものもありますが、安全面やツアー遅延の場合の保証などは一切無いので全て自己責任での参加となります。
寄港地にもよりますが、オプショナルツアーに参加せずとも港から徒歩で十分楽しめる場所もあります。*各寄港地案内を参考にしてください。またタクシーやローカル交通手段を使って広範囲に観光できる寄港地もありますので、たとえオプショナルツアーが売り切れでもあきらめることはありません。また、全ての寄港地で船主催においてオプショナルツアーに参加するのは疲れますので実はおすすめしません。大人数で行動する船主催のオプショナルツアーは、英語に自身のない方にとってはもちろんですが、言葉の問題がない方にとっても時には大変苦痛なこともあります。日本の旅行会社が主催するツアーのように内容が充実していないことも多々見受けられます。またガイドさんがプロフェッショナルでなく、また親切でもない可能性もありますので、トイレ休憩のタイミングや集合時間・場所の確認なども忘れないようにしてください。
乗船チェックインの時間は港、船、航路によって異なりますので必ず最新情報を確認してください。たとえば出港が午後8時でもチェックインは4,5時間前にクローズする場合もあります。また、チェックインの場所が港ではなく市内のホテルや特別施設の場合もあります。そういった場合は特にチェックインできる時間が限られている場合があります。次に停泊する港によって、入出国係官や税関職員の審査も必要となる場合もありますので、少しでもチェックインの時間に遅れてしまうと乗船できないことがあると肝に銘じる必要があります。
それでも遅れてしまったら・・・とにかく慌てないことです。旅行会社、港湾代理業者(ポートエージェント)など連絡場所が分かれば事前に電話連絡。もしかしたらチェックインをクローズしないで待ってくれるかもしれません。また、最後まで諦めないことです。何らかの事情でチェックインが予定時間よりも長く行われている可能性もあります。とにかく、チェックインの場所まで行ってみましょう。
これは、寄港地で帰船時間に遅れそうな場合にも同様に言えることです。寄港地では現地の緊急連絡先が書かれた紙(船内新聞)を必ず携帯してください。
チェックインに間に合わず、乗り遅れてしまった場合も、基本は慌てないことです。チェックイン場所では、乗船客リストと照らし合わせて、チェックインしなかった人数が判明していますので、チェックインをクローズした後でもポートエージェントがその場所に待機しているはずです。彼らに乗船チケットを見せれば何らかのアドバイスはくれるはずです。宿泊費や次の港に向かう交通費などかかった費用は当然本人持ちですが、念のため全てのレシートは取っておくことをおすすめします。
次の港から乗船したい場合、必ずポートエージェントに伝え船にも連絡を入れてもらいましょう。連絡なしで次の港に行った場合、乗船できないこともありますので注意してください。旅行会社を通してクルーズの予約をしている場合には、担当スタッフに連絡すれば最善の策をアドバイスしてくれるでしょう。
寄港地で船に乗り遅れた場合も大体同じです。パスポートを船側に預けている場合は、帰船時間に間に合わないと判明した時点でパスポートは船からポートエージェントに引き渡されます。港まで戻ってくればポートエージェントがパスポートを持って待機してくれているはずです。パスポートを自身で管理している場合は少し厄介かもしれません。寄港地によっては観光中パスポートを携帯することが義務つけられていますが、そうでない寄港地の場合、日本人の乗客はパスポートを紛失したくないという理由で携帯しない方が非常に多いです。旅行会社の添乗員もそのように指示をすることが多いと聞きます。あくまでも個人の判断ではありますが、個人旅行の場合、寄港地滞在中はパスポートを携帯することをおすすめします。
乗船のチェックインカウンターでクレジットカードの登録を済ませておけば、船内の出費はクルーズカードを見せてサインひとつでOKです。クレジットカードはクルーズの必須アイテムに数えられます。現金、トラベラーズチェックで支払いたい方は、両方ともほとんどの船で有効ですが、それらはデポジットの金額が船会社ごと、航路ごと、日数ごとに決められており、デポジット額が下回るとクルーズカードでの支払いができなくなることもありますので注意してください。最終的には現金、トラベラーズチェックで支払うにしても、登録用(デポジット用)にクレジットカードがあれば便利です。
そのクレジットカードが乗船中に使えなくなってしまった場合は、たとえ現金やクレジットカードがあったとしても、予備のカードがもう一枚あったとしても、クレジットカード会社に問い合わせをすることをおすすめします。
クレジットカードが使えなくなる場合のよくある原因としては、クルーズ旅行代金など、多額の支払いを該当するクレジットカードで行い、乗船中に引き落としがされカード使用限度額を超えてしまった場合。この場合は、クレジットカード会社に理由を話せば多くの場合、海外での利用のためという特別措置で限度額を上げてくれるので問題ありません。
しかし、知らぬ間にクレジットカードを他人に使われてしまい限度額を超えてしまったケースもありますので気をつけてください。他人に使われた可能性が高い場合は、その場でクレジットカードを止めてもらい、その後のアドバイスをもらいましょう。
いずれにせよ、なぜクレジットカードが使えなくなってしまったのか確認した上で対処することが大事です。
船側からクレジットカードの使用不可能通知があり、クレジットカード会社に確認のためにかける国際電話は、ほとんどの場合船側が負担してくれます。客室から国際電話をかけると衛星電話の場合1分間で5ドル近くかかりますので、まずはパーサーズデスクで理由を話し電話をかけてもらえるか聞いてみましょう。
多くの乗客を乗せるクルーズ船では優秀な船医、看護師が常駐し、医療設備も小さな町の診療所レベルに相当します。毎日診療時間が決められてはいますが、いざとなれば24時間体制で対応してくれます。簡単な手術ができる手術室、入院もできるベッド、死者が出れば遺体を安置する霊安室(冷蔵室)まで整った船も多いです。そのような船上では体調が悪くなっても心配せず医者にかかることができますが、外国客船で通院する際の心構えをいくつか紹介します。
まず、乗船前の心構えとして、持病、持病薬、重大な既往症などの英語名のメモを携帯。日ごろの健康管理が常用なのは言うまでもありませんが、特に長いクルーズに出発する前にはかかり付けの医師に健康チェックをしてもらうことをおすすめします。海外旅行保険に入るのもお忘れなく。
船上で万が一の事態が発生した場合、船医の判断で船は最寄りの港に寄港し、病人をその港で下ろすこともあります。あるいは、ヘリコプターがクルーズ中の船まで病人を迎えに来ることもあります。日本では救急車の費用は無料ですが、国によっては高額の請求となる場合もあります。船医の判断で本人の意思とは関係なく下船させられ、外国の病院に搬送されることもあり、その場合の費用が数百万を超えるケースも決して珍しくありません。
万が一海外旅行保険に入っていない場合でも、クレジットカードの種類によってはその保険でカバーされる場合もありますので、診療にかかった費用のレシートは全てとっておくことをおすすめします。診療の費用には、病院までの交通費なども含まれることが多いので、タクシーレシートなども大事です。船医からは下船までに診察の内容、処方した薬、船医名(署名)などが全て記された用紙が渡されますので、その用紙を持って保険会社に請求できます。
いざ、メディカルセンター(病院)に向かう際には、現在服用している薬があれば医師に見せる。英語の問診表に記入する必要がありますので、英語の辞書があると良いです。細かい問診内容が分からない場合、発症した日時と現在の状況、上記の持病、持病薬、重大な既往症などを医師に伝えておけば安心です。*英語問診表のサンプルあり。
船のメディカルセンターでの診療時間外の診察には、時間外医師診察料、時間外看護師診察料などがかかることも知っておきましょう。通常の初診料は60ドルくらいからです。それに薬代、検査代などが加算されます。
船上でもっとも一般的な病気は船酔いでしょう。船酔いは、完全に酔ってしまう前に酔止め薬を飲んでおけばかなり軽減されます。船酔いの薬は、メディカルセンターに行かずとも、パーサーズデスクや船内のコンビニエンスストアなどでも販売(船によっては無料)しています。しかし、外国の薬は日本人には成分が強すぎるため、気になる方は普段服用している薬を用意しておけば安心です。船によってはジンジャー(生姜)など植物由来の自然派酔止めの薬も販売されています。
もし、薬が効かないほど酔ってしまったら、横になって目を閉じて・・・寝てしまえば治る方もいるようですが、完全な船酔いは手ごわいです。長く苦しむよりはメディカルセンターで酔止めの注射を打つのも有効な手段です。即効性があると聞きます。
その他、耳の後ろに貼る酔い止めパッチや手首に巻く酔い止めリストバンドなどもありますが、どれも完全に酔ってしまう前に試さないと効き目は薄いようです。
大きな船では揺れをほとんど感じない方もいるようですが、船はやはり動いています。デッキで転んだり、滑ったりして捻挫、打ち身、切り傷でメディカルセンターを訪れる方も多いです。外国船では日本のような湿布は用意されていませんので注意してください。
特に船が揺れている時、デッキが濡れている場所、風が強い場所などでは十分に注意して行動しましょう。
次に多いのは風邪です。単なる風邪なら安静にしていればそのうちに治るのでしょうが、船上で怖いのはウイルス性の疾患です。インフルエンザなどはあっという間に蔓延しますので、自己管理、自己防衛が必要です。
同様にノロウィルスなどにも注意したい。特に船上でノロウィルスの症例がある一定数確認されると、船は自衛的手段として乗客に様々な協力を呼びかけます。手洗いの推奨などが叫ばれているうちは良いが、公共のトイレが使用できなくなったり、ウイルスを撒き散らすといった理由で客室内の掃除機の使用が禁止されたり、最終的には寄港地での下船許可が下りなくなる場合もあります。ノロウィルスの症状を自覚したらメディカルセンターには直接行かず、パーサーズデスクか911に電話をかけ、状況を知らせることです。場合によっては客室内で診察を受け、ノロの可能性が認められた場合は発症したと推測された時間から48時間は室内待機となります。食事もノロ特別食がルームサービスで用意されます。*ノロ関連書類サンプルあり。ノロと診断された場合の医療費は船側の負担となる。
船上で起こる全てのことに対しての苦情はパーサーズデスクへ。
乗船日は通常“満船 full ship”というサインを出しますが、特別なクルーズでない限り、出港後間もなく空室の確認ができます。客室の変更を希望する場合は、とにかく早めに第一報をパーサーズデスクに伝えましょう。乗船日はパーサーデスクのスタッフにとって、もっとも忙しい時間のため軽くあしらわれることもありますが、必ず名前を控えてもらい、対応したスタッフの名前も覚えておくようにしましょう。対応スタッフが頼りないようであれば、ファーストパーサー、チーフパーサー、ゲストリレーション、あるいはホテルマネージャーなどストライプ(肩章)の数が多いスタッフ=上級士官と話をさせてもらえるよう交渉することです。彼らの名前は初日の船内新聞や、パーサーズデスク付近の写真つきボードで紹介されていますので、下調べしておくと良いでしょう。一度荷を解いてしまってからの客室変更は面倒であることを船側に伝え、できるだけ早く結果を知らせてもらえるように交渉しましょう。そうは言っても乗船日は船全体が大変忙しいため、客室変更は翌日午前中以降になることが多く、それくらいの心つもりでいた方が初日からイライラしなくて済むのも事実です。
パーサーズデスクでは全ての苦情に対して、担当したスタッフ以外でも状況が分かるようにレポートを作成しコンピューターで情報を共有できるようになっています。スタッフはシフト制で働いているため、次に苦情を引き継いだスタッフがさらにレポートに加筆することで、その苦情がどのように対処されていったかが分かります。担当スタッフがしっかり苦情を処理しているかどうか心配な場合は、抜き打ちで他のスタッフにレポートの内容を確認してみましょう。
パーサーズデスクに苦情を伝える一方で意外と頼りになるのが、客室係。苦情の種類にもよりますが、客室の問題については彼らの機転で解決できることも多いです。また、気の利く(合う)客室係りに当たれば、旅の楽しさも倍増されること間違いないでしょう。客室を変更するのもひとつの方法ですが、それ以外の方法で解決できればそれもまた良いでしょう。
船の客室変更で難しいのがカテゴリーの存在です。船によっては大変細かくカテゴリー分けをしており、たとえ同じ海側の部屋でも10種類ほど異なる料金設定がされている場合もあります。明らかに船側に非のある場合の苦情に対しては、同等かそれに近いカテゴリーのアップグレード客室への変更が基本です。変更できる客室の数に限りがあるのも理解できます。どうしても客室変更を希望するのであれば、その辺りの事情を把握した上で交渉してみましょう。
では、客室に関してどういった苦情が多いか紹介します。
- 予約した客室のカテゴリーと異なる⇒乗船券を持ってパーサーズデスクへ。予約の記録の確認をしてもらうことになりますが、この手の苦情はほとんど日本の旅行会社と乗客のミスコミュニケーションが原因です。船側の客室アサインは全て本社コンピューターの指示通りで間違えることはありません。⇒日本の旅行会社へ連絡しましょう。
- 客室が寒い(空調に問題)⇒客室係とパーサーズデスクへ連絡します。客室はセントラル制御のため、室内の温度調節板で調節できない場合は一室だけの温度を変更することは難しいです。空調をオフにすることはできる船もありますが、全ての空気の流れが止まってしまうためおすすめしません。温度に改善が見られない場合は、空室があれば変更も可能かもしれませんが、毛布の補充や、熱湯をシンク(あればバスタブ)に溜めた上で浴室を開けたままにする(喉が弱い方にも有効)などで対応可能です。
- 騒音⇒音の種類にもよりますが、パーサーズデスクと客室係へ連絡しましょう。騒音苦情の場合は、実際にその音を第三者(パーサー)が確認する必要があります。隣室が騒がしいようであれば、まさに騒がしい最中にパーサーズデスクが注意を促します。たとえば、ディスコの騒音や上デッキが客室でない場合の騒音(足音など)の場合はパーサーが騒音を確認した上で対応を講じてくれますが、たいていは防ぎようがない騒音です。人によって騒音の感じ方が異なるため、うるさくて眠れないと主張すれば客室変更の可能性もありえます。
- 客室の掃除がされていない⇒客室係とパーサーズデスクへ連絡しましょう。あるいは、見回りをしている客室係のスーパーバイザー(マネージャー)へ直接連絡。各デッキにいるスーパーバイザーが客室係をきちんと指導、注意しますのでたいていの場合は改善されます。
- ノミ、シラミ、アリ、害虫被害⇒客室係とパーサーズデスクへ連絡しましょう。それほど頻繁に報告は受けませんが、実際に遭った事例では、客室全体を消毒し、ベッド自体を取り替えるなどの対応をしてくますが、気になるようであれば客室変更を依頼したいです。外国の虫は侮れません。必ずメディカルセンターで診察を受けましょう。明らかに船上で発症したと診断された場合、診療費を船側が負担することもありますので主張しましょう。
最近の大型客船にはいくつものレストラン(有料レストランもあり)が設置されており、好きな時間に好きな場所で食事を楽しむことができるようになりましたが、伝統的な船の食事(特に夕食)は決められた時間に決められたテーブルでとるスタイルが多いです。クルーズ初心者は少しとまどうかもしれませんが、多くの大型客船ではレストランの2回制システムを採用している場合が多いです。これは、何千名というお客様がメインダイニングを利用できるように、レストランを二回転させるシステムです。船や航路によっても異なりますが、大体一回目の食事は午後6時ころから始まり、2回目の食事は午後8時ころから始まります。食事開始から30分後にはラストオーダーとなり、それ以降は入場することができません。
また、テーブルの場所は番号で決められており、毎日同じ時間、同じテーブルで食事をすることとなります。このように、同じテーブルを毎日使うことで、担当のテーブル係りとの関係も良くなり、より食事の時間が楽しくなることは船旅の魅力のひとつでもあります。ボトルワインを頼んだ場合など、翌日にキープすることがたやすい利点もあります。反対に、寄港地でのオプショナルツアーの関係で、決められた時間内にレストランに入れず、バイキングレストランやルームサービスを利用せざるを得ないこともあるでしょう。それでも、一回目の食事の方が絶対的に人気があるのも現状です。欧米人(特にイタリア人、スペイン人)は遅い夕食を好むと言われますが、翌日の寄港地観光、クルーズ人口の年齢の高さから考えても一回目の食事に人気が集中します。通常、乗船前に1回目か2回目がどちらの食事時間を希望するかのリクエストがありますので、状況が分からない場合は1回目を希望しておいた方が良いでしょう。船上でのライフスタイルが確立して遅い食事が向いていると分かれば、変更を申し出て希望がかなう可能性も高いが、その反対はほとんど不可能です。
乗船後、どうしても変更をしたい場合は、上船日のボートドリル前の数時間(通常午後3時ころから5時ころまで)、レストランのメィトロディがお客様のレストランに関する要望を直接聞くためにデスクを設けることが通例となっていますので、その時間帯を乗船日の船内新聞で確認して見逃さないように気をつけてください。先着順に変更リクエスト、その他の要望などを聞いてくれますが、毎回長蛇の列できるのでどうしても変更してもらいたい時はデスク開始時間の少し前から待機することをおすすめします。もちろん、クルーズの途中で変更したいと思った場合も、あきらめないでレストランメィトロディに交渉してみましょう。テーブルが空いていれば快く変更してくれます。その際には、変更したい理由なども明確に伝えたほうが、優先順位が高くなります。
クルーズという娯楽の中で食事が占める割合は非常に大きいです。食事の内容はもちろん大切ですが、気持ちの良いサービスを提供してくれるスタッフと出会うことで得られる満足も大きいです。
不満に思う点があれば、礼儀正しい態度ではっきり伝えましょう。常日頃から敬意を持ってスタッフと接することで生まれる良い人間関係を大切にしましょう。
ちなみにいわゆる高級客船では、レストラン営業時間内の好きな時間に食事をとることができるスタイルが一般的です。(フリーシーティング/オープンシーティング)
港に到着後、スーツケースなどの大きな荷物は運搬スタッフやポーターに預けることになり、乗客とは別ルートで客室まで運ばれます。大きなスーツケースを預けた後、身軽にチェックインを行うことができる大変ありがたいシステムであります。
通常は船が出港する頃までには各客室に預けたスーツケースが届けられることになりますが、場合によってはスーツケースが届かないこともあります。
同時に港でスーツケースを預けたお客様でも、客室に届く時間が大幅に異なる場合もあり、ヤキモキすることもあるでしょうが、この時点でパーサーズデスクに問い合わせをしても何もしてはくれません。実際、多くのスーツケースが配達途中にあり、その中から指定の物を探し出すことは不可能です。
そのため、ほとんどの客船では乗船日のドレスコードはカジュアルとなっており、荷物が届かない乗客も夕食を気にせずダイニングで楽しむことができるように配慮されています。
そうは言うものの、預けた荷物が出港する頃になっても届かない場合は、パーサーズデスク近くに集められた不明荷物の集荷場に行って見ましょう。船によって場所は異なるだろうが、配達の途中で名札が取れてしまったスーツケースなど、持ち主が不明の荷物が集められる場所が必ず存在します。出港する頃には、その場所に不明荷物の対応をするパーサーがいるはずですので、探している荷物の形状を伝えておけば安心です。必ず対応してくれたパーサーの名前を控えておきましょう。
そして、夕食後まだ荷物が届いていないようであれば今度こそパーサーズデスクに確認へ。先ほど名前を控えておいた不明荷物担当パーサーと話ができれば早いです。港に到着した時にあった荷物が紛失することはめったに起こりませんが、それでもゼロとは言えません。可能性として、港に残されている場合、同じ港に寄港していた船に積み込まれてしまった場合、他の部屋に届けられてしまった場合などが考えられます。
そういったことを考えるのであれば、どうしても必要な身の回りの物、一泊分の着替え、洗面用具、持病薬、コンタクトレンズ、貴重品、もちろんパスポートなどは手荷物として持ち込むことをおすすめします。これは、飛行機で荷物を預ける際にも言えることです。旅のプロといわれる方はそういった一式を常に手荷物にしているようです。乗船後、しばらく洋上航海日が続くクルーズでは特に、手荷物が多少重たくなっても必要な品一式を充実させたい。男性用フォーマルの洋服は船内でレンタルも可能ですが、女性用の場合サイズが合わない場合やパンプスが用意されていないことが多いので注意が必要です。
通常、下船日の前日にスーツケースなどの大きな荷物は指定された下船の順番を示す荷物札を付けて船側に預け、下船客とは別ルートで船外に運び出してもらいます。下船客は、下船準備が整った段階で荷物札ごとに下船許可が下ります。
下船すると、預けたスーツケースなどの荷物が荷物札ごとに並ぶ場所に行き、各自の荷物をピックアップするのですが、その際にスーツケースなどが破損している場合もあります。イメージとしては、飛行機を降りてターンテーブルの場所でスーツケースの破損が発見されるような感じと同様です。船から荷物を下ろす作業は非常に手荒いため、スーツケースなどが破損している可能性は高いです。必ずスーツケースをピックアップしたその場所で、各自の荷物の破損がないか確認しましょう。
破損が発見された場合は、荷物置場に待機しているスタッフに報告し、破損証明書を作成してもらいましょう。この破損証明書があれば、帰国後保険請求する際にスムーズです。破損証明書には、名前、住所、電話番号、ボヤッジナンバー(クルーズの番号)、破損した荷物の形状と価格、破損箇所の説明、証明書作成者の署名などを記入します。*証明書サンプルあり。
同じく、荷物置場でスーツケースなど船側に預けた荷物が発見されない場合もあります。大体の場合は、荷物札ごとに並べてあるはずの荷物が異なる荷物札のグループに混ざっているだけですので、時間をかければ発見できるのですが、飛行機の時間や次の旅程の関係でゆっくり探していられない場合もあるでしょう。破損の場合と同様に、荷物置場に待機しているスタッフに報告し、紛失証明書を作成してもらいましょう。紛失証明書に記入する事項は、名前、住所、電話番号、ボヤッジナンバー、紛失した荷物の形状と価格、証明書作成者の署名、宿泊ホテルや航空便名など、紛失した荷物が発見された際に連絡する場所、あるいは配達する場所を分かりやすく明記しましょう。*証明書サンプルあり。











